旧だっちもね通信 アーカイブス




縄文人の生活(1998年秋号)                                             

   
  
皆さんは青森市にある「三内丸山遺跡」に行ったことがありますか。
先日、かみさんと車でひたすら下道を走り行ってきたのですが、話によると今までの縄文時代の常識を覆したんですって。
今から約五千年も前から進んだ建築技術を持ち、作物の栽培、ヒスイなどの装飾品、ひとつの集落を造り、長い間そこに永住していたそうです。
今まで縄文人というとヤリを片手にボウボウのヒゲ顔の父ちゃんが獣を追っかけているイメージを持っていたのですが、どうも衣食住に渡り想像以上の豊な生活をしていたようです。
(ゴミ捨て場からは食用の鯛の骨もたくさん出土されました。グルメやな〜)

竪穴式住居は当然、家族みんなで一部屋。真ん中には火をおこす場所があり、その上には机のようなものがあり、今で言う‘鍋を囲んで家族水入らず’なんて光景が目に浮かんできそう。
もちろん、子供の個室なんてなかっただろうに、子供は良きにつけ悪きにつけ、真正面から親とぶつかり合い、そして育っていったんだろうな〜。
その頃、人間社会のストレスなんてあったかどうかわかりませんが、もしかしたら今よりは心が豊かだったのかもしれない…。
なんて、太古の生活ぶりにロマンを感じさせてくれる所です。
一度、お出かけ下さい。



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