ミニMiniだっちもね通信

 
   2012 立夏号    

         ・夏の風物詩ホタル 
    ・プラモデル
    ・菅名岳初呑み切り2012
    ・生レバー禁止で
    ・横町万灯 祭りの意義 

    
      

 


《夏の風物詩ホタル》


6月の日曜の夜、家族で米百俵の栃倉酒造さん近くの田んぼにホタルを見に行ってきました。
栃倉酒造さんのある大積地域は別にホタルを観光にしたりしませんし、養殖も放流もしてません。
昔から自然のままに普通にホタルが舞っている所です。
ただし、ホタルを見るには色々な条件があります。

・梅雨に入った6月中旬から下旬にかけて
・湿気があって蒸し暑い日(雨上がりはベスト)
・風の無い日(風が強いとホタルは飛ばない)
・午後8時から9時頃

残念ながら私たちの行った日は20°以下の涼しい日でホタルの乱舞は見れませんでした。
でも、逆に一匹二匹と舞う姿はどこか幻想的で、ホタルを見れたありがたさを感じました。多分、世界中にホタルはいるのだろうけど、ホタルと言うとなぜかとても日本的に感じてしまうのはなぜでしょう?


 

《プ ラ モ デ ル》



子供の誕生日プレゼントを買いにフラッとおもちゃ屋さんに立ち寄りました。
店内を色々と見渡して回っていると、懐かしい〜。
たくさんのプラモデルが、ところ狭しと並んでいました。
昔たくさんプラモデルを作ったなぁ。
忘れかけていた記憶が次々と甦りました。
たしか最初に買ったプラモデルは城だったか戦車だったか。その後「軍艦シリーズ」にはまり、戦艦「大和」「武蔵」「長門」空母「赤城」「瑞鶴」重巡艦「愛宕」「鳥海」などなどたくさん造りました。
塗装も頑張って、たしか日本の軍艦色はタミヤカラー32番の深い緑色で、アメリカは31番の淡いグレー色でした。手につくと取れないだよな〜。
ついでに太平洋海戦の本まで買ってワクワクしながら読みました。

その後、やってきたのがスーパーカーブーム。
「フェラーリ」「ポルシェ」「カウンタック」「デトマソパンテーラ」「ランチアストラス」「ミウラ」「イオタ」「ロータスヨーロッパ」などなど。
昔のプラモデルはモーターが付いていて、よく友達と誰の作った車が一番速いか競争してました。たしか130モーターより26?モーターの方がパワーがあったんだよなぁ。
当時は毎日友達と草野球ばかりしてた記憶があるけど、いったいいつプラモデルを作っていたんだろう?
時間がいっぱいあったんですね。



《菅名岳初呑み切り2012》

先日、ANAクラウンホテル新潟で恒例の「菅名岳初呑み切り2012」が開催され400人以上もの人が集まってくれました。

17年目の今年は初めての試みとして、我々会員はお客さんと一緒にテーブルに座り、お酒と料理を頂かせてもらいました。
基本的に「好きもの」ですから、ほろ酔い気分で皆さんと色々とお話ができて、とても楽しいひと時でした。
仕事を忘れ、ほとんど素で楽しんでいた私は幸せ者?

 

《生レバー禁止で》

この7月1日より牛肉生レバー肉が禁止になりました。
間違いなく、去年起きたあの焼肉店のユッケ集団食中毒事件が発端となっています。
ほんの一部のとんでもない経営者のおかげで、日本全国の真面目にやっている肉業界の方々が迷惑を受けています。
ひとつの食文化の破壊だという人もいます。

国の方針にとても疑問を持ちます。
牛肉の生レバーひとつ禁止にすれば問題は解決するのでしょうか?
問題の本質はもっと別のところにあるのでないでしょうか?

昨今、日本という国は「安くていいものを」「安くなきゃ売れない」
格安信仰主義がまかり通り、マスコミもそれをあおりにあおり(言いたかないですけど今回の事件を起こした焼肉屋も、日本テレビ系列の紳助(当時)の○○○の深イイ話で格安の高級焼肉店と大絶賛の紹介をされたTVオンエアの翌週に何人もの犠牲者が出ているのです!)

実は今回のユッケの事件も、先日起きた格安バスツアーの高速道死亡事故も事の本質は似ているのでないでしょうか?

安くすることで消費者の支持を得ることができる。
しかし、安くするにはコストを下げなければならない。
そのためには手段を選ばず、本来間違っても削ってはいけないコストにまで手を出す、今までだったら考えられない経営者がでてきているのです。
おまけに、そういうところこそ派手にやっているから業界の革命だのなんだのとマスコミは責任なくもてはやすのです。
その風潮を改善しないと、また別の事件がおきると思います。



《横町万灯 祭りの意義》
 


この5月19、20日と燕戸隠神社の春季祭礼のひとつとして横町万灯が行われました。
毎回、同じことを言っているのですが、この万灯とは江戸時代から約200年もの歴史をもつ伝統的な祭りで、木場小路万灯(現宮町)、横町万灯(現中央通り1、2、3丁目)の二つの万灯があります。

木場小路万灯は横町万灯よりも早くから万灯を出しており、横町万灯にとっては兄貴分的な存在で、今でも両万灯の中でやっていい事、やってはいけない事の規律が厳しく伝えられています。
それはお互いがいい万灯を出しましょうよと万灯を盛り上げていくための決まり事で、現在はお互いを尊重しながらやっております。(昔はトラブルが相当あったと聞いております)

万灯は戸隠神社の祭りの一旦ですから、当然神様にまつわる神事ごととしての役割を担っているわけですが、地元木場小路万灯さんの神事に対する意気込みに比べると、土地柄か横町の方は幾分、希薄のような気がします。(そうじゃない人もたくさんいますが)

もちろん戸隠の神話で、戸隠の神様たちが岩戸に入った天照大神(天照大神が岩戸に入ったおかげでその中がまっ暗になり悪がはびこった)を何とか地上に出そうとして(戸隠の神様たちは唄ったり踊ったり楽しそうにして天照大神の気をひいた)ふと天照大神が戸を開けた瞬間を見逃さず、力ずくで引っ張り出し、この世を救ったとかの神話も大事ですが、万灯という祭りの役割は別のところにあると思います。

横町万灯は150名もの参加者のうち約50名が子供たちです。(中学生、高校生を含む)その子供たちと地域の大人たち、そして氏子町内が一体となって祭りに取り組むことで万灯が成り立っています。
そしてそれがいつの間にか地域コミニュティを生み、大人から子供までの交流も盛んになり、横の繋がりだけでなく縦の繋がりも深まり、地域が活性化していく。
まさに、ここがあるから万灯の存在価値があるのだと思います。

祭りをイベント云々言う以前に、大なり小なり有名だろうが無名だろうが今も全国各地で脈々と続いてきている祭りは大体そうなのではないかと推測します。
だから、燕の場合、万灯はとても大切なのです。



 


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