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   アイバ屋酒店だっちもね通信

 
   2018 深緑号    



    ・人類とアルコール    
    ・古代アンデス展
    ・最近アタマにきた事
    ・麻辣ペッパー
    ・学校の先生
     ・最近の日本酒
   

 

                              


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人類とアルコール

今回、医学界から衝撃の発表がされました。
それは「人類はアルコールに弱くなるように進化している」というもの。

「強く」ではなく「弱く」です。
「退化」でなく「進化」です。
もう、びっくりしました。
鶴の友の樋木社長さんにもそのことを聞くと
「その通りです。それは私が永年研究してきた専門の分野の話です」と。
確かに私も酒屋という商売をやってきて常々感じているのが、酒の強いお客さん程、飲みすぎて体を壊したり、病気になってしまう人が多いということです。
酒屋として複雑な気持ちでした。強いからこその弱みがそこにはあったのです。
逆に酒に弱い人は飲みすぎるとすぐ気分が悪くなるのでアルコール依存症にはなりにくいともいわれております。

これからの研究発表にも注目ですが、少なくとも酒の強さを競いあったり自慢しあったりするよりも、酒の量に関係なく、いかにその場を楽しむかの方に重点をおいて飲酒を考えるべきです。

ちなみに私も元々は酒に弱く、鍛えて人並みに飲めるようになったくちですのでよ〜く理解できるのです。                          

                               

 
古代アンデス展


大流行の「古代アンデス文明展」に家族で行ってきました。
アンデスというと「アンデス少年ペペロの冒険」を思いだ
しますが(古いか)ナスカの地上絵やインカの黄金文明なんてロマンがありますねぇ

(インカの金は装飾用に使われてただけで金銭的には使われてなかったそう。だからスペイン人の餌食になってし
まった)

ひとつどうでもいい事に気付いたのが、猫もしくは猫科の動物の装飾品ばかりで犬らしきものが全く見当たらなかったのは気のせいかな〜?


         


最近アタマにきた事

・米山前新潟県知事!これだけ世間を騒がして知事をやめたのに退職金1400万円はきっちりもらうんかい!

・アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー大手ビール4社!相変わらずの同時値上げ!談合か!値上げの理由が酷すぎる!


・○林製薬のCM!毎回見るたび「そんなバカな」と思ってしまうではないかい!
 

                  
麻辣ペッパー

最近、麻辣ペッパーなるものにはまってます。

唐辛子、唐山椒、シーソルト、生姜がたっぷり入ったスパイスでちょっと四川風の中華風味。

それがまさに魔法のスパイスで中華料理はもちろんのこと、パスタでも肉じゃがでもポテトサラダでもどんな料理に使っても、その料理の良さを引き出した上でそれ以上の旨味辛味を出してくるんです。
スパイスのくせしてその料理に合わせて自己主張しないんです。
こりゃマイブームですわ。

ただ、どうもカルディさんでしか売ってないらしいです。少し残念!


                                

学校の先生


地元の小学校にPTAや地域住民として関わらせてもらって…。
今も昔も先生というものは尊敬すべき方々です。やれ最近の若い先生はどうだとか昔に比べてとか色々な意見があります。
そりゃ一人一人みれば中には問題のある先生もいますが、概ねみんな頑張っているし立派な先生の方が多いです。

(夜8時過ぎまで職員室の電気が点いていることなんてザラ)

変わったのは回りの環境の方という事もあり、昔だったら「悪いことしたら思いっきり叱って下さい」なんて親もたくさんいたのでしょうが、今では一回でも子供に手を出したら即教育委員会行きですよ。 

私たちの子供の頃はヘマしたら叱られ、時には叩かれてそれが当たり前だった時代で必殺技を持つ先生もたくさんいたし、親も今ほど子供に関わってこなかった。逆に言うと今の親御さんの方が教育熱心で子供思いなんだと感じます。そんな今の難しい環境の中でそれでも先生という職を選ばれ、頑張っている姿を目の当たりにすると、やっぱりエールを贈りたくなりますね。 



最近の日本酒

先日行われた「にいがた酒の陣」は2日間で14万人もの人が集まり、大盛況のうちに幕を閉じました。
第1回が行われたのは14年前で、当時と今とでは酒蔵に後継者が入ったりして人材そのものが若返っているのは大変いいことなのですが、酒を伝える空気が大分変わってきたと感じます。

空気…。言葉にするのは大変難しいのですが日本酒は地域の特産品として、外貨獲得の輸出の農産物として酒蔵というものが地域にとっても国にとっってもより重要な役割を担うようになり注目度が増してきました。 それに伴い、酒蔵にも市場原理の中の商品開発能力がより求められるようになってきて、酒蔵はおしゃれなラベルやボトル、特化した製造法、物語とバラエティに富んだお酒が最近どんどん生まれてきています。

それ自体は若者に日本酒を飲んでもらうためだったり、多様性を求める消費者の方々にも喜ばれ物販にも結びつき大変よいことなのでしょうが、何かちょっと違和感を感じている部分もあるのです。

元来、地酒というものは人と人を通して品質の良さ、信頼性に裏打ちされた安心感によって少しづつ広がりをもち、製造者、販売者、消費者の三方が人と人として繋がりを強固にしていくことで成り立ってきたものであって、新潟の酒が今の地位を築いてこれたのも間違いなくそういった活動の賜物だったわけです。

決して商品力が先に来て売れるようになったわけではないのです。

それが何か最近は酒の外観やネーミング、宣伝能力などがより重要視されれているようにみえて(本当はそうではないことを信じたいですが)うまく言えないけど何か地に根を張ってないというか、ナショナルブランド的な売り方というか凄く軽くなってきたように感じられてしょうがないのです。

それが時代の流れ、と言ってしまえばそれまでなのですが、日本酒というましてや地酒という文化はもっともっと奥が深いのではないかと。
酒蔵の人柄がそのまま味にでてくるような、人との関わりが酒の美味さにも影響してくるといった何か暖かさを醸しだしてるのが地酒たる所以なのではないのかと。
そんな考えは絶滅危惧種なのかもしれませんが、その部分を大切にして酒屋をやっていきたいのです。
   

 


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