旧だっちもね通信 アーカイブス


ホッとした言葉 
(2003年冬春号) 
                                            

   
  
正月明け、高校時代の仲間と飲み会をやることになり幹事を引き受けた私は仲間の意向もあり、ここ数年飛ぶ鳥を落とす勢いで大変流行っている燕三条駅近くの居酒屋に予約の電話を入れました。
「はい、5名様ですね。ありがとうございました。」
さっそく仲間一人一人に電話し「予約取れたから7時に○○ね」と連絡し終えた1時間後
その居酒屋から電話があり、なんと
「予約ダメになりました」。
「何〜、今さら困るわ〜」
「カウンター席なら空いているんですが…」
頭にきたからコンコンと説教して電話を切りました。
(全くー。相手の立場考えてよ〜)
さてどうしようかと考え、そうだと閃き個人的に気にいっている小さな割烹が三条にあったからそこに電話。お姉さんが出られ
「明日、5人で予約したいんだけど席空いてるかなー」
「ちょっと調べてくるねー」と少し待った後
「大丈夫大丈夫、相場さんのために席とっておいたてー」
冗談めいたその温かい一言がどれだけ嬉しかったことか。
ジーンときましたね。
人を感動させてくれたそのお店に感謝すると共に、小さい店ながらの存在価値の重要性を改めて感じました。
お互いの顔と顔とが見える安心感、人と人との関係。どんなに時代が変わろうとも、無くしてはならない大事なことだと思いました。


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