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 関西に行くため、寝台大阪行きの電車に乗ったら、私の寝台席に怪しいロシア人が横たわっていました。（私の席なのに、オマエは誰だとジロッと睨まれた） 「すいません、その席は」と言うと席はどけてくれたものの、今度は向かいの席でじーっと私を見ている。 なんか落ち着かんねー、まっ酒でも飲んで寝るかとカーテン閉めて用意した日本酒をチビリチビリ飲り始めたら、いきなりガーッと私の席のカーテンが開き、見るとさっきのロシア人が何やら言っている様子。（ちょっと失礼でないんかい？） よく見ると手にウォッカを持っていて、どうやら「飲め、飲め」と言っているみたい。 気持ちはわからんでもないが、ここは日本。日本に来たなら、まずは日本酒からでしょと私も日本酒を「さぁ、さぁ」とすすめすと、「NO、ノー」。ロシア人は日本酒はいらんと、そのかわりウォッカ飲め飲め、私はウォッカいらない日本酒飲め飲めと、お互いが相譲らず、国際的文化交流は？は物別れに終わってしまいました。 まずは相手を認めるということが一番大事ということはわかっていても、自分を曲げてでもというのは意味が違うからね。 ウォッカも素晴らしいかもしんないけど、日本酒だって素晴らしいんだから。 でも後で友人が「ウォッカ持ってる外人だからって、別にロシア人とは限んないんじゃないの」。それもそーだ。 
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