ミニMiniだっちもね通信
 
 
   2009 立春号    
           
           ・にいがたの名工に郷さん!
     ・酒蔵さん1月の風景
     ・レッドクリフ
     ・鶴ヶ城にて思ったこと
     ・もう終っちゃったけど篤姫





《にいがたの名工に郷さん!》


米百俵、栃倉酒造の郷杜氏さんがこの度、県より「にいがたの名工」に認定されました。
この10年間でも関東甲信越鑑評会第1位や、県の自醸酒品評会でも2回も第1位に輝くとか、業界関係者から言わせれば受賞は遅すぎたくらいだと言われてます。
郷さんの実直な性格を表すエピソードで、ある時県内の某有名地酒蔵から好待遇の勧誘を受けたことがあり、その時も郷さんは付き合いが大切だと、まるで直江兼次ばりに義を貫いてお断りしたと言う美談があります。
業界では実力を認められていた郷さんですが、これからは世間一般に名杜氏として名が轟いていくことと思います。
GO!GO!郷さん!

 



《酒蔵さん1月の風景》

菅名岳1月13日に第18回になる寒九の水汲みが行われました。
        今年は前日の準備が終わった夜からドカンと雪が降り、対応が乱れ
        参加者の方々にはご迷惑をおかけしました。反省でした。
〆張鶴11代目になる専務の佳明さんは若い人にしては珍しく無口で口が
        重いほうです。しかし心の中はとても熱く日本酒の未来を考えて
        います。 
八海山NHK大河ドラマ「天地人」の地元ということで大変盛り上がっています。
        オープニングテーマで直江兼次が山の頂上に立つ空撮シーンは
        妻夫木さん本人が登ったそうで、あの山が八海山です。





《レッドクリフ》


話題の映画「レッドクリフ」見てきました。
1800年も前の中国の話、三国志が現代でも人々から愛されていることが凄いですね。
三国志は一説によると日本には空海の頃には伝わっていたとか?
だとすれば日本の戦国武将や幕末の志士たちも私達と同じように三国志を楽しんだかもしれず、ロマンを感じますね。
そう言えば江戸の侠客の幡隋院長兵衛の愛用したキセルが燕市産業史料館にあるのですが、そのキセルの絵柄がなんと「関羽」で、正義の味方の豪傑町奴は「関羽」に憧れてたのかな?なんて想像も膨らみます。その「関羽」、映画の中では凄技でまるでスーパーマンか超人でしたが(笑)
「孔明」や「周喩」他イケメン揃い。女性客が多かったのも頷けます。大ヒットの原因は意外とそれだったりして。


 



《鶴ヶ城にて思ったこと》

先日、町内会の旅行で会津に行ってきました。
びっくりしたのが、連休ということもあったのですが、鶴ヶ城での人の多さ。城内の展示回廊は人、人、人であふれかえっていました。
会津藩最後の殿様、松平容保(かたもり)はあまり知名度はありませんが、幕末の重要人物の中でも最も悲劇的な生涯を送った人と言われています。

幕府の京での護衛者として朝廷(天皇)に忠義をつくし、孝明天皇から弟のように可愛いがられたにもかかわらず、孝明天皇の死後、薩摩・長州・岩倉具視などの政略にはまり、一夜にして朝敵(天皇の敵、反乱軍)にまつりあげられてしまいました。
人一倍、天皇につくしてきたはずなのに…

その無念さと言ったら相当だったようで死ぬ最後の最後まで怨念は晴れなかったそうです。
いつかは誰かがスポットを当ててくれて、その時に初めて世間に認められるのだろうけど、あれだけ賑わっている鶴ヶ城が逆に皮肉に見え、世の中というものは理不尽なもんだなぁ
と、何とも言えない気持ちで鶴ヶ城を後にしました。

 



《もう終っちゃったけど篤姫》

で、鶴ヶ城から帰ったその日、いつも見ているNHK大河ドラマ「篤姫」を見ました。
ちょうど徳川慶喜が薩摩・長州との戦争が始まって大阪城から逃げて帰ってきて、篤姫と初めて対面する回だったのですが、ドラマとは言え篤姫に大感激しました。

薩摩から徳川に嫁いだ篤姫の身にも理不尽なことばかり起こる中で、真っ向からそれらと向き合い、相手を認める心の強さと、皆の事を一生懸命考えるあのひたむきさに、そして人を包み込むようなあの優しさに涙が溢れました。
篤姫のおかげで鶴ヶ城でのモヤモヤが一気に吹っ飛びました。また明日から頑張ろう!と思いました。
 


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