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     ミニMiniだっちもね通信

 
   2015 立秋号    


    ・安売り規制の    
    ・極甘イチジク
    ・アヴィーチー
    ・幻の映画「ひろしま」
    ・PTAソフトボール六年生として
    ・日本酒の流通ーその弐ー
     
    
    
      

 

 
先回のだっちもね通信でヤマトヌマエビが生きてるメダカを捕食したような誤解を招く表現を致しましたが、正確には餓死したメダカの死骸をヤマトヌマエビがが食べたもので決してエビは恐ろしい生き物ではありませんのでご安心?下さい。



安売り規制の?

皆様ご存知の通り、国会で安売り競争を規制する法案が提出されました。
その理由が大手量販店、スーパーなどの酒の安売り競争が激化し、中小酒販店の経営が圧迫されているからですって。
何を今さら、何を考えていることやら…

酒の免許の規制緩和からもう何十年もたっていて、政府もずっと時間をかけて計画通りに自由化をすすめてきて、なぜここにきて「中小酒販店のために」なんていう言葉が言えるのでしょう。
まして、どの業界だって大手と中小との経営規模の差で苦労しているというのに、酒屋だけ特別扱いしたって世間が認めてくれるはずも無いし、大体酒屋の名を出すことも怪しい。
ひょっとして本当の理由は別にあって、中小酒販店はいいように名前だけ使われたんじゃないですかね。例によって財○省の意向か?

しかし、なぜ誰も酒の安売り拡売による消費者の健康面への弊害を考えないんですかね。
酒の売上が上がれば上がる程(国内で)酒を飲みすぎて病気になる人が増える可能性があるということ。
アルコールは少量なら薬にもなるし飲みすぎれば毒。

量を売ればいいってもんじゃない。
お客さんの健康が何より一番大事だということ。
そこを国ももっと考えてもらいたいですね。

 

極甘いちじく

空ビン問屋のH浦さんが先日とても美味しいイチジクを持ってきてくれました。

フランス原産の「バナーネ」という品種で小ぶりな緑色の表面が特徴で、食べると甘〜く濃厚な上品な味のするイチジクでした。
このイチジクはH浦さん自ら3年前から育てているそうで、この辺では他に栽培している人はいないんだそう。

そして実はこのイチジク、9月1日付の新潟日報で潟東の会社社長が地元特産のブランドイチジク「潟東美人」として紹介され、反響が凄く注文が殺到し、大人気で出荷が追いつかない状態なんだそうです。


実はその社長にバナーネというイチジクを伝授したのが何を隠そうH浦さんなのでした。H浦さんすご〜い!

もうひとつH浦さんからの雑学、アダムとイブのあそこの葉はイチジクの葉なんだそう〜!

お問い合わせは  0256−86−2489島田まで



アヴィーチー

うちの子(小学生男子)が最近音楽に興味をもってきました。
そして今一番はまっているのが「アヴィーチー」。
って誰?
と皆さん思いますよね。私もそう。
なんとスウェーデンの若手歌手なんですって。
スウェーデンったらアバしか知らないけど、実はその歌手、
ユーチューブで7億回も画像が再生されてるくらい
世界では名が売れてきてるらしい。
確かに「ウェィティング・フォー・ラブ」という曲はいい曲だけど。
アヴィーチー、学校で流行ってるの?と聞くと学校ではまだ誰も
知らないそう。
それを聞き二ヤッとした私でした。


 
                  
《まぼろしの映画ひろしま  

友人の誘いで昭和28年公開の幻の映画「ひろしま」の上映会&講演会に行ってきました。
映画は原爆投下された広島の町の惨状を描いた作品なので、それはもう延々と地獄絵図のような広島の町と市民の光景が続きます。

当時はまだ戦後8年たったばかりだったので人々の記憶も生々しく、より忠実に当時の原状を描いた、これはもう記録映画なんじゃないかと錯覚しそうな作品でした。(実際に被爆された方が多数エキストラで出演したそう)

講演者の方が言ってましたが戦争には必ず被害者と加害者の両面がある(同じ国で)痛みを少しでも理解するためにも戦争映画は積極的に見た方がいいと。その点は私も同感しました。



                                 


PTAソフトボール六年生として



何年か前のだっちもね通信でPTAソフトボール大会のことを書きましたが、あの時が一年生の時。
早いものでこの8月に六年生チームとして最後のソフトボール大会がありました。
めぐりで最初の一年生の時と最後の六年生の時にチーム監督をやらせて頂きましたが、本当に楽しかった。
この六年間でかけがえのない友人達を得ました。

そして最後の試合、この6年間の負け試合が嘘のように打線が爆発し快勝、それも相手が一年生チームだったので(練習試合ではボコボコにやられたけど本番では勝てた)来年からのPTAを頼みますとの気持ちを託せたような気がしました。

                       

    


《日本酒の流通 その弐》
  

地方の小さな蔵を支えている酒蔵と酒販店の特約店制度。
実は独占禁止法的にはアウトなんです。
そもそも独占禁止法とはなんぞやと言うと、簡単に言えば私的独占、生産者・小売の不当不公正な取引きを禁止し、顧客の獲得をめぐっての市場競争を促し、一般消費者の利益を確保するという法律。

つまり自由競争、自由価格の中で統制された価格で売ることは良くないとされ、安く売ったり高く売ったりすることが消費者の利益になるとされているのです。
もちろんいいものを安くが消費者にとっては一番有難いことは全くもってその通りで異論はありませんが、この法律だと人気商品のプレミア販売も認めることになり推奨していることになるのです。
ダフ行為は違法なのにプレミア販売はいいのです。

先回も話しましたが大手、大型店優勢の世の流れの中で小さいものが生き残っていくには小さいもの同志が手を組み、大手では売ってないオリジナル性のある良いものを消費者に提供していき育てることが最善の道のひとつだと考えます。
そうやって何十年も前から新潟の日本酒業界は動いてきたし、今他の県でも成功している蔵・グループがでてきています。
しかしその先にあるのは、苦労をかけて知名度が上がってきたものは今度は大手があらゆる方法で第三者を通じて手に入れ始め、もしくは自ら買い集め、これが二重三重の価格を生むことになりプレミア販売というものが始まるのです。

ネットでも自称こだわりの店が品薄の芋焼酎や山形、山口、福島などの人気の酒を何万円ものプレミア価格で当たり前のように売ってます。
蔵元とも取引きがなく、特約店でもなく、苦労して売ってきたこともないお店が上手に言葉を並べて平然と高い値で商売しているのです。
一方、新潟はさすがに何万円のプレミア価格というのは影を潜めましたが、逆に1割〜2割増しプレミア価格で大型店、スーパーなどに本来特約店以外並ばないはずのお酒が所狭しと並ぶようになりました。
冒頭から申し上げている通り、それを取り締まることは法律上できないのです。自由競争なのです。自由販売なのです。

消費者の皆さんにどうか特約店で買って下さいなんてことは言いません。
どこが特約店かもわかりにくいし。
たた、知らないで高い値で買わされている方がもしいましたら、酒屋にご相談下さい。

                               
 


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