新潟県醸造試験場へ (2001年冬春号)
ー日本酒と健康ー
最近、お客さんから「医者に行ったら糖が出てたっけ日本酒やめて焼酎にするわ」とか「日本酒って糖分多いっけの〜」とかよく言われます。
でも、お医者さんによって糖が出た人に
焼酎がいいとかワインにした方がいいよとか(合成酒?も)その先生によって言ってることがマチマチ。
いったいどれが本当なんだ?
本当に日本酒は体に良くないのか?
わからない…。
わからないなら聞いてみよう!ということで、県の運営する新潟県醸造試験場に日本酒と健康について聞きに行ってきました。
それが本当に事実なら、それはそれで正直に皆さんに伝えねばならぬ決心で。
ちなみに新潟県醸造試験場とは、昭和5年に設立され新潟清酒の品質向上と酒造技術を研究し、業界指導、杜氏及び蔵人の養成を行っている所です。
何と凄いことに、独立してひとつの研究所としての機関があるのは新潟県ただ一県だけ!だそうです。すごーい!新潟って。(自画自賛)
醸造試験場に着くと研究員の渡辺さんが忙しい中、出迎えてくれました。
そこでまず言われたのは、醸造試験場は酒の醸造を専門的に研究している所で「日本酒と健康」については、ここでは研究してないとの事。(ガ〜ン)
でも新潟県や日本各地から集めた研究資料ならあるとのことで、(よかった〜)たくさんの研究資料を探してきて下さいました。
そして、新潟のお酒についてのお話を色々と聞かせて頂きました。
「酒と健康」についての結論!
日本酒も焼酎もワインもビールもカロリー的にはそう変わらない。
つまり、どれを飲んでも一緒。アルコールそのものとの付き合い方が問題で、どれが良くてどれが悪いということはありませんでした。
日本酒は体に悪い(特に糖尿関係)というのはただの迷信でした。
(パック酒等、低価格酒は糖類が入っていることが多いのでわかりません)
日本酒党の皆様、ご安心下さいね。(でも、飲み過ぎはやっぱりダメよ)
じゃあ、なぜ日本酒がイメージ悪く語られてきたのか?
その詳しい説明はこちらへ。
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