ミニMiniだっちもね通信
 

 
   2007 深緑号   

        ・駐車場できました
    ・めだか
    ・燕の商店街
    ・英語でしゃべらナイト
    ・
幕末にロマンを賭けた男河井継之助を考えるー其の四ー


《駐車場できました》






3月より、お客様用の駐車スペースができました。
うちの3件隣の洋服のハートルーム様の前の電柱を目当てに住居のせまい道を奥へ入ると、わりかし広い駐車スペースが見えてきます。
奥から4台目と5台目がうちの駐車場になります。
そこからほんの少し歩きますが、その分うちでお茶でも飲んでゆっくりしていって下さい。
 



《めだか》

ちょうど、2年前に当時「菅名岳」の営業をやっていたMさんから村松産の黒めだかをたくさん頂きました。
店の水槽で飼っていると色々な人から声をかけてもらったり、アドバイスを頂いたりで元気に今日まできました。(一回、えさを大量に水槽に落としてしまった時、翌日4、5匹死んでしまった。やはりどの世界でも腹八分がいいみたい)しかし、肝心の子孫繁栄がまだ無い!
今年こそ何とか頑張らなくては。リポート続報期待して下さい。
めだかの話でした。





《燕の商店街》


燕の商店街、側から見れば閑散として何とも賑わってない印象。
でも、若店主一人一人付き合ってみれば、皆頑張っているし、それぞれの個性があり、人間的に魅力がある人がたくさんいる。
確かに商品の豊富さは大型店にかなわないし、価格もスーパーに比べ高い。
どこで何を買うかは消費者の方々の自由ですが、一度商店街に立ち寄り、どんな人が? どんな考えで? どんなものを売っているのか?
時にはゆっくりと、各お店を観察してみることも新たな発見があるかもしれませんよ。
人間ウォッチング気分で一度燕の商店街に出かけてみませんか?
 



《英語でしゃべらナイト》


NHKの英語でしゃべらナイト。
あれ面白いですね。
お茶の間にいて、ビリージョエルの哲学や、ジュリーアンドリュースの信念など、世界の一流の色々な人の価値観が味わえる
骨のある番組ですね。
ちなみに私は「燕弁」専門。
なっと・いんぐりっしゅデス。
 



幕末にロマンを賭けた男河井継之助を考えるー其の四ー》

未来を見透す目を持つ。
なんて言うと格好いいですが、本当のところ未来のことなんて誰もわからないと思います。
しいて言えば、かなりの経験を積んだ人が私欲を捨て、客観的に広い角度からモノが見れれば、もしかしてかなりの確率で未来を見透すことができるのかもしれません。
河井継之助もそういう人物だったと言われています。

河井という人間の信念は学問を学べばそれで良いではなく、学んだ後、それをどう生かすか、どう人に役立つか、そちらの方がよほど重要と考えていたようです。
岡山の山田方谷(備中松山藩家老)の元へ弟子入りしたのも、貧困の長岡を救いたい、そのための財政改革を徹底的に学びたいとの思いからだったと言われております。

ここでこの男凄いなの思ったのは、この時河井は只のペーペーで役職があるわけでなく、権限があるわけでなく、誰に言われるわけでもなく師匠を選び(封建時代に)、将来自分にそういう役割が回ってくると考え、前もって準備をしていたこと。

歴史は河井を必要としていました。藩主にみそめられた河井はこの後トントン拍子に出世し、現実に実行に移し短期間で大赤字の長岡藩を財政豊かに立て直してみせました。
(民から金を絞り上げたのではなく、官の体質を徹底的に変えたというところと、商業を生かしたというところがポイント)
この時河井はすでに「
民が国の元であり、官は民の雇いである」と書を残しています。
後に明治になって民権論(板垣退助など)が沸騰してくるずっと前の話です。

河井は軍事面から人間像を見られがちですが、本当は戦争は好きではなく、今で言う政治家か実業家の道を歩みたかったのではと推測します。
「勝てば官軍」の言葉通り賊軍の立場の河井は世から注目されませんでしたが、今の時代においてこそ、この人に興味を持つのも一考かと思います。
作家司馬遼太郎氏は昭和47年の時点で自作品の中で坂本龍馬を描いた「竜馬がゆく」と共に河井継之助に光を当てた「峠」を一番愛着のある作品のひとつだと語っていたそうです。
                                                          《完》
   
 


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