ミニMiniだっちもね通信

 
   2012 立春号    

         ・蔵の風景あれこれ 八海山・〆張鶴・米百俵・菅名岳
    ・山本五十六 
太平洋戦争70年目の真実
    ・開いた口がふさがらない
    ・日本の誇るべきもの 
由紀さおり
    
      

 

《蔵の風景あれこれ 
八海山・〆張鶴・米百俵・菅名岳

 八海山   ・昨年からラスベガスのコスモポリタンホテルで八海山が
             取り扱われるようになり、事の経緯を聞くと、実は八海
             山はアメリカに駐在している女性スタッフがいるそうで
             その方が頑張ってアメリカの市場を回って開拓している
             そうです。
             栄光の陰に地道な努力ありですね。
    
 
〆張鶴   ・新潟で、全国で確固たるファンの心をつかんでいる〆張
             鶴の宮尾酒造さんですが、これからの激動の時代も酒屋
             さんと協力し合って生きていきたいそうです。
             消費者の方々と顔の見える商いを行っている酒屋さんと
             継がることで、ファンの方々を大切にしていくことがで
             きるし、流通の乱れ、プレミア価格等を何とか減らし、
             少しでもファンのためになって行きたいそうです。

 
米百俵   ・米百俵の栃倉酒造さんも同じ道を歩んでおります。
             いつだったか、某有名スーパーから米百俵を取り扱いた
             いとオファーがあった時も酒屋さんとの付き合いを大切
             にしたいからとお断りをされたそうです。
             栃倉酒造さんは「変わり者ですから…」と笑いますが
             その、人を大切にする生き方が酒造りにも表れ、消費者
             にとっても魅力的な酒を造り出していくのだと感じます。

 
菅名岳  ・昨年、夏の集中豪雨による被害からの復旧が間に合わず
             今年の「寒九の水汲み」は一般の方の募集を行わず、蔵
             と酒屋、山岳会の方々など関係者のみで行われました。
             何十年か振りに「寒九の水汲み」の日にポリタンクを担
             ぐことで、いつも参加して下さる皆様への感謝が増した
             一日でした。

 


《山本五十六 太平洋戦争70年目の真実


映画「山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」見てきました。
「米百俵」の話や「河井継之助」の話が出てきた時思わずニヤリとしてしまいました。

稲川明雄氏が言っていましたが、リーダーに求められるのは、右でも左でもどっちか早く決める決断力と、一度決めたら変えない信念と、何かあった時に責任は自分がとるとの責任力だと。
そして、決断するには、よりモノを知っていた方が間違いが少ないと努力を常に重ねる人が山本五十六という人だたそうです。
根拠のない戦争観で湧き立つ軍、マスコミ、国民の中で、冷静に大局からモノを見ていた数少ない軍人の中の一人だったと言われています。
あれ?全然映画の感想になってませんでした!



《開いた口がふさがらない》



先日、とあるクイズ番組の中での一コマ。
「日本が世界一なのはどれでしょう?ただし、ひとつだけ世界一でないものがあります」
という問題で出演者の方々が次々と答えていきました。

 「スーパーコンピュータの計算速度」 
正解世界一 
 「商業用ロボットの稼働台数」    
正解世界一
 「CTスキャンの普及率」      
正解世界一
 「自動販売機の普及率」       
正解世界一
 「創業200年以上の企業数」    
正解世界一
 「一人当たりの食品廃棄量」     
正解世界一

そうだよな、ふむふむと思っていた次の問題

 「国の借金」            
正解世界一

やっぱりね。大変だね日本は。どうやって返していくんだろうね。それになんで
こうなったんだろうねと思った時、次の回答者が答えたのは、

 「国会議員の給与」

多分、世界一でないのはこれだ!
だって国の借金が世界一なのに国会議員の給与も世界一だったらシャレにならないでしょ、と思ったら なんと!
 
  「国会議員の給与」   
正解世界一

国の借金世界一なのに国会議員の給与も世界一!
開いた口がふさがらないとはまさにこの事でした。



《日本の誇るべきもの 
由紀さおり 


日本の歌謡歌手、由紀さおりさんが今、海外で大ブレイク、アルバム「1969」が欧米で大ヒットしているそうです。

由紀さおりさんと言えば、年配の方々にはヒット曲を量産した実力派美人歌手、40歳代の私にはドリフのコントによく出てたとか、松田優作「家族ゲーム」での愛嬌のあるお母さん役が記憶に残ってます。若い方にはお姉さんとの安田姉妹の童謡かな?

聞くところによると、事の発端はアメリカのジャズオーケストラグループのピンク・マルティー二というグループのリーダーが何年か前に偶然中古レコード店で由紀さんのLP[夜明けのスキャット」のジャケットに魅せられ、購入したことからすべてが始まったそうで、そこからグループのアルバムにカバー曲を入れたり、そのユーチューブを見た日本の音楽プロデューサーが動いたり、様々な動きがあって、昨年10月に共同制作アルバム「1969」をリリース、たいした宣伝もしていないのに、ネットの効果もあったのか世界中に広まったそうです。(それも相手に合わせての英語でなく日本語盤というから凄い!)

時を同じくして、イギリス・ロイヤルアルバートホールでのコンサート、12月にはニューヨークを中心とした北米ツアーを行ったりの大活躍。
私が深く感激したのは由紀さんは60歳を過ぎていても、突然訪れたチャンスに対して、いつでも対応できる実力をずっと維持されてこられたこと、イギリスやニューヨークでのライブを精力的にできるエネルギーに満ち溢れていたこと。
しかし、もっと素敵なのは、この大ブームに対しても浮かれること無く、どこか客観的な「なんで、私なんでしょうねー」くらいのガツガツしてない一歩引いた目線、でも与えられた役割の中で、どこまで自分ができるかを楽しむ。歌手冥利につきる仕事として全力で取り組んでいる姿に、古き良き日本女性の品格を感じました。

最後に今回の日本側の仕掛人と言われているS氏の言葉。
「本当にいいものは時代を超えて継がれていくものです」と。
ほんとその通りだと思います。



 


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