ミニMiniだっちもね通信

 
   2012 立秋号    

         ・酒と酒屋とお客さん 
    ・ノコギリクワガタ
    ・200メートルいちび
100燕商店街
    ・田崎真也氏が!
    ・甲子園歴史館 
    
      

 


《酒と酒屋とお客さん》



近くに住んでいられるIさんは、おもしろい人で、この酒を飲みたい時はあの酒屋へ、あの酒を飲みたい時はこの酒屋とあっちこっちの酒屋を回っています。
そう言うと「大変だね」とか「一ヶ所で買えればいいのにね」とか言われるかもしれませんが、そうではなく、Iさんは酒屋さんに行ってその店内を見たり、店主と会話しながら
「この店はどの酒に力を入れているんだろう」
とか
「自分の知らない酒蔵さんの話をしてくれるんではないか」
とか、人と人としての酒屋さんとのコミニュケーションを楽しんでいるようです。
例えば、燕市内でも手に入る銘柄の酒があったとして、Iさんはあえてそこでは買わずにわざわざ隣の隣の旧巻町まで車を走らせます。
なぜ?と聞くと酒屋さんの話の内容が違うのだそうです。
只、人気だからその銘柄を置いている店と、その銘柄に力を入れて取り組んできて、酒蔵さんとも密接な付き合いをしている酒屋さんとでは話の内容の深みが全く違うんだそうで、同じ品物を買うのなら後者の店がより満足するんだそうです。

「でも、ほしい銘柄が一ヶ所で全部買えるようになったら消費者は楽なんでしょうね」
と聞くとIさんは
「でも、そうなると酒蔵さんは結局大変になると思うよ」
「最後はみんなどこにでもある酒になってしまって魅力なくなってしまうよ」
「それぞれの酒屋さんがそれぞれの酒蔵さんを支えているから日本酒はいいんだよ」
と、ありがたいお言葉。酒屋も頑張らんば!ですね。


 

《ノコギリクワガタ》

夏休み、子供たちとお父さんたちと朝早くにある所に出かけ、クワガタ採りにいってきました。
夢見てた世界がそこにあり、木を揺らしたり、蹴ったりするとノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、次から次へと落ちてきました。
子供たちはもう大喜びで、いつの時代でも子供というものは基本的に変わらないんだなあと思いました。

うちの新しい住人?はノコギリクワガタ。ノコギリクワガタと言うと大きくて水牛のような曲がった立派な歯のものだけかと思ったら、中型、小型とあって小型は真っすぐなギザギザの文字通りのこぎりのような歯をしていて、実はこっちの方が野生では多いようです。(売られているのは水牛の大型ばかり)

その一匹と、後で一緒に行ったお父さんから頂いた一匹で同じ水槽に入れたらケンカするかと思ったら、意外に食事時間ずらしたり、お互い別の場所で食べたりと仲良く?生きています。
でも、ノコギリクワガタは越冬しないそう。
いつまで生きていてくれるかなぁ。



200メートルいちび
  100燕えん商店街

今年で12回目となる燕のイベント「200メートルいちび」の中の出し物、「燕100燕(円)商店街」に今年も出店してきました。
いろんなものを100円で提供しようという催しもので、うちはうちの主要商品+冷やしあま酒をカップで一杯100円でお出ししました。
忙しい中、そして暑い中、寄っていって下さった方々大変ありがとうございました。
と、言っても私は始まりと終わりにいたくらいで(その日は配達が忙しかった)かみさんがほとんど仕切り頑張ってくれました。



《田崎真也氏が!》

田崎真也氏と言えば誰もが知るワインのスペシャリスト。
マスメディアでの露出度も多い売れっこさんですよね。
その田崎氏が講演のため新潟市を訪れた際に、お忍びかどうかわかりませんが、燕市秋葉町の某居酒屋○平さんに来店されたそうです。
○平さんのマスターも突然のことでビックリされたそうですが、田崎さんはとても腰が低くて、紳士的な素敵な方だったそうです。
そしてこれは言っていいと思うのですが、田崎氏はワイン業界の人だけど、意外とプライベートでは日本酒も大好きなんだそうです。
そしてこれはまた別の所からの情報ですが、田崎氏はその時飲んだ某日本酒○百俵をこれは美味いと絶賛したんだそうです。
さすが、わかる人はわかるんですね。



《甲子園歴史館》
 


阪神甲子園球場。
全国に15万人もいると言われている高校球児たちの聖地でもあり、人気プロ野球球団阪神タイガースの本拠地球場。

その甲子園球場バックスクリーン裏内に2010年(平成22年)できたのが「甲子園歴史館」。
この夏行ってきました!

意外と知らなかったのが、甲子園球場というのは1924年(大正13年)にできた球場で、現存する野球場の中で日本最古の球場なんだそうです。
甲子園球場が阪神タイガースの本拠地球場になったのが戦後の1948年(昭和22年)だそうで、元々が阪神タイガースのための球場ではなく、高校野球のため(当時は中等野球)に作られた球場なんだそうです。

夏の甲子園は今年で第94回を迎えましたが、実に88年前(戦時中は中止)の第10回大会から現在に至るまで延々と甲子園で行われており、よくなんで高校野球ばかりがもてはやされるのか、同じ高校スポーツも他にあるではないかとの意見もありますが、およそ一世紀もの間、続いてきた歴史の重み、伝統を考えると(高校のスポーツの祭典インターハイは1966年(昭和41年)から)仕方ないのかななんて、おもわず思っちゃいました。
現実おじいちゃん、おばあちゃんから若い女の子に至るまで野球がどうのこうの言う前に高校野球は全国に浸透していて、もう国民的な文化のひとつなんじゃないですかね。
(日本文理が準優勝した時なんて、数日間どんな人とどんな世代でもその話題でもちきりでした)

さて、肝心の歴史館の展示物ですが、甲子園を沸かせたヒーロー、名勝負の数々の展示やビデオ上映があり、ざっと上げても「松山商VS三沢実決勝再試合」「怪物・江川卓」「ヒーロー原辰徳」「箕島VS星陵延長18回」「アイドル荒木VS池田やまびこ打線」「PL清原・桑田KKコンビ」「松井の5敬遠」「平成の怪物・松坂大輔」「ダルビッシュ無念の敗戦」「駒大田中VSハンカチ王子斉藤決勝での死闘」などなど今でも語り草になっているものばかり。

毎年、毎年筋書きのないドラマが生まれ、ヒーローが誕生して育っていく。
どの試合も、どの選手も歴史に埋もれること無く、記録の中で、また人と人との間で永遠に語り継がれていくんですね。
えっ、何でそんなに高校野球が好きかって?
実は私も元高校球児だったのです。



 


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