ミニMiniだっちもね通信

 
   2012 立冬号    

         ・どの酒が一番美味しいの? 
    ・男は黙ってアイアン・メイデン
    ・卒業生からのビデオレター

    ・国会議事堂
    ・任侠映画 
    
      

 来年2013年の菅名岳・寒九の水汲みは日曜日(1月13日)です。多数の参加お待ちしております。


《どの酒が一番美味しいの?》



「で、結局」「どの酒が一番美味しいの?」
よく聞かれるんですよね。本当はそうやって聞いて下さるということは、とても有難いことなんですが…。

毎回お答えしていますが、酒はそれぞれがそれぞれの個性を持っており、酒屋は信用のおけるいい酒を揃えてはいますが、酒が美味しいかどうかを決めるのはお客さんなんです。
それぞれの味のタイプや蔵の個性を伝えることはできますが、人の舌は千差万別。
なのでどの酒が一番美味しいという答えはないんですね。
だからこそ、逆に酒屋が棚に並べる酒にはすべて責任を持たなくてはならないのです。


 

《男は黙ってアイアン・メイデン》



皆さんはイギリスのロックバンドの「アイアン・メイデン」をご存知ですか?
1980年イギリスで起こったニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュへヴィメタルの立役者としてデビューして以来32年間、全世界で最も成功したへヴィメタル系ロックバンドです。
あの、レディー・ガガが大崇拝しており、大ファンがこうじてアイアン・メイデンのツアー中に付き人として楽屋の雑用をかってでたという逸話(2011年4月)もあるくらい実にビックなバンドなのです。

高校時代からずっと好きだったのですが、また最近昔の血が騒ぎ出し2006年2010年に出たアルバムを聴いてみたら、ドンと胸に響きました。
いまだに進化し続けているんですね。
1曲7、8分なんて当たり前、壮大な物語を思わせるアルバムはヒット曲なんて狙う気もないアイアン・メイデンたる曲の展開の数々。
32年間もトップで居続け、なおかつ現在も全世界にワールドツアーに飛び回っている今直全盛期でパワーに満ち溢れたバンドがアイアン・メイデンです。
気合を入れたい時は、がツンとその力強い音に〃男は黙ってアイアン・メイデン〃なんていかが。

                  
卒業生からのビデオレター  
 
子供の通う小学校が140周年を迎えて記念式典があり、その祝賀会のアトラクションとして「卒業生からのビデオレター」という企画に携わりました。
この10年ちょっとの小学校の卒業生12名から140周年の御祝の言葉と近況報告を語って頂きました。
水泳で全国大会に行った子、空手で世界大会に出場した子、甲子園にあと一歩のところで負けてしまった子、保母さんになった子、映画関係のプロデューサーを目指してる子、などなど他にも色々な子たちとお会いできました。
皆さん本当に素晴らしい!
ちゃんと目標を持って道を歩んでいる。また例外なく皆、礼儀正しい!
いい出会いをさせて頂きました。またスタッフにも恵まれました。
PTA活動は大変という声もありますが、やるといい事もたくさんあるもんですよ。



《国会議事堂》

先日、町内会の旅行で東京に行き、生まれて初めて国会議事堂の敷居をまたがせて頂きました。
日曜なのに警察やパトカーが随所に滞在し、休みの永田町は道行く人が殆どいないので一種異様な光景でした。
中に入るとヨーロッパ調の豪華でまた年季の入った重厚感のある建築様式を見せてもらいました。
中央広間には3体の銅像が4角!に飾ってあり、それぞれ伊藤博文、板垣退助、大隈重信。
おいおい皆さん武士じゃん。それも官軍の長州藩、土佐藩、佐賀藩。
そして4角の1角には銅像の無い台座だけが置いてあり、中広間の謎と言われております。(諸説あって皇居に背を向けられないのでとか、わざと空にして次の偉大な政治家の登場を期待する夢だとか)
いずれにしても、今の党の政局争いに没頭している政治家じゃなくて本当に日本の未来を考えて行動!してくれる、そして子供達が心から憧れる政治家に現れてほしいものです。



任侠映画 


健さん(高倉健)の昭和40年代に大人気だった東映の任侠シリーズ「昭和残侠伝」を何作もDVDを借りて立て続けに見た。
そこにあったのは、ヤ○ザ映画を通じて義理と人情、男にはダメとわかっていても行かなけらばならない時があるという男気に満ちた格好いい生き様が高倉健、池部良を中心として描かれていた。

今、こういう昔の映画は流行らないのかもしれないけど、今の時代と照らし合わせてみると当時のものの考え方が顕著に見れて、そこがまた面白かった。
例えば、敵対する悪の組が必ずすることが、人のシマを荒らしどんどん勢力を拡大していくこと(そのやり方を理不尽に悪に満ちた描き方をされているが)
自分のシマを荒らされ、怒った健さんは当然文句を言う。
すると悪のボスは
「何か問題あるかい?法律にのっとって当たり前のことをしてるだけだ。資本主義社会っていうのはそういうもんだよ!」
当然、健さん一歩も引かない。
「法律がどうの、社会がどうのって言ってんじゃねぇよ。オレが言いてぇのは人としての道理の問題よ。筋の通らねーことして、おめーさん恥ずかしくねぇのかよ」

そうなんですよ、いつの間にか今の現代社会では人のシマを奪い取ることは企業原則にのっとった当たり前の良い行為になってしまいました。
そこを、健さんが一刀両断に言ってくれたからドキッとしました。
昭和の40年代初頭にはまだまだ人の道というものが市民権を得ていたんですね。(少なくても映画では)

そういう東映仁侠映画も、時代の流れと共に実録ヤ○ザ路線「仁義なき戦い」などに変わっていき、人間としてどう生きるかよりも、よりリアルな利を求めた戦いが主流になって行きました。
実社会も確実にそうなっていますが、せめて仁義だけは大切にしていきたいですね。




 


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