ミニMiniだっちもね通信

 
   2013 立夏号    



         ・山古志の素敵なお店 
    ・冷酒(生酒)の管理
    ・不思議なこと
    ・直 会
なおらい
    ・日本の誇り
    
      



山古志の素敵なお店

先日、家族で山古志にアルパカを見に行ったのですが(みんな名前があり、それぞれ個性的で可愛いかったなぁ)お昼飯に虫亀地区の坂を下りていったところにある「農カフェ・三太夫」さんに偶然寄ってきました。

おもむきのある屋敷の中、若夫婦が出迎えてくれましたが、聞くと親の代から農家民宿を営んでおり、普段は農業をしているのですが、この5月から土曜、日曜限定でお昼のみランチ&カフェを提供しているのだそうです。
若夫婦が自分達で精魂込めて作った四季の野菜をワンプレート5種類の野菜料理で出されたおまかせランチは、それはもう一口一口を舌で確かめたくなる美味しさ、大地本来の恵みを噛みしめた満足感がありました。
くつろげる農家の屋敷で、あたたかい雰囲気の中、山古志ならではの自然の豊かさを体験できるとても素敵なお店でした。

 

《冷酒(なまざけ)の管理》


毎年、この暑い時期になるとお客さんから聞かれるのが、冷酒(なまざけ)の管理について。
「2、3日後に先様に持っていくんだけど冷蔵庫に入れておかんばダメらかね?」
「ちょっと買物して帰るんだろも2、3時間、酒を車の中に置いておいて大丈夫らろっかね?」

答えは冷蔵庫、冷暗所があるならそこに保管するにこした事はありません。
ですが、じゃあほんの少しの間、冷蔵庫に入れなかったら酒が悪くなって飲めなくなるなんて事はまずありません。(直射日光はダメですよ)

お酒が悪くならないならなぜ要冷蔵なのか?
それはお酒の熟成が早まってしまうからなのです。
それも日数(時間)×温度です。
結論は冷酒を2、3日暑い所(35℃以上)に置いてもそうは変わらない。が、味は微妙にのってくるのです。(実験の結果)
その味がのった変化をどうとらえるかです。
だから酒屋など小売業者は冷蔵管理なのです。



不思議なこと

以前から不思議でしょうがないことがあるんですよ。
皆さんも多分、経験されていると思いますが、自分が今言った言葉と同じ言葉をラジオやテレビが同じく発するときがあるんですよ。
例えば「グラウンド」と言うと、テレビも「グラウンドが」と言ったり、今も書き物で「変わり者」と書いた途端、ラジオが「変わり者」と言いました。
これはいったいなんなんでしょうね〜。
一年365日毎日喋っていれば、偶然に一致することなんてあるんじゃないのとの意見もありますが、結構個有の言葉だったりするんで何か釈然としません。
誰かこの謎を解明して〜。


 
                  
《直 会 なおらい  
 
今年も5月の祭り(万灯)が行われました。
少し雨も降りましたが、トラブルもなく子供達も頑張ってくれました。

さて、祭り(万灯)が終ると最後に直会(なおらい)と言うものがあるのですが皆さん何のことかわかりますか?
そうです。今で言う「打ち上げ」のようなものです。
直会本来の意味は祭りの後に、神様に差し上げたお酒とお食事を下げて頂くということで、神と人が一体となる祭りの根本的なことと言われています。
さすがに現代ではそこまでの儀式的なものは無く只の飲み会ですが、それでも祭りの最後の打ち上げを「直会」と呼び、多分これからも若い者が引き続き「直会」としてやっていくと思うとこの情報社会の中、人間社会を感じさせてくれます。


日本の誇り

「人様に迷惑をかけちゃいけませんよ」。
日本人なら誰もが一度は聞いたことのある言葉。
中には耳にタコができるくらい聞かされた人もいるかも。
日本では当たり前のように感じるこの言葉も外国では、まず聞かれない言葉なんだそう。
まして子供のしつけとなると外国ではまず皆無で、日本特有の言い回しなんだそう。

そう言うと、だから日本人はダメなんだ。
「人に迷惑をかけない事を考えるよりも、人を幸せにする事を考えなさい」
「失敗を恐れたら何もできない、やりたい事をやりなさい」
「人間、大なり小なり人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことを許す、それが大事なんです」

等々もっともらしい意見も返ってくるかもしれませんが、それとこれとは別で日本人はそんなのわかっていて、人に迷惑をかけなきゃ生きていけない事もわかっているからこそ、親は子供に口を酸っぱく言ってきたのではないでしょうか?
だからと言うわけではないですが、日本という国は諸国に比べ

「極めて治安が良い」
「公共物や街が清潔で綺麗」
「交通ルールをちゃんと守る」
「未曾有の大災害の時の配給もちゃんと順番を守る」
「落し物が還ってくる」
「時間を守る」

等々、個人主義よりも協調性を重んじてきた民族だったからこその誇れる習慣を持ってます。

大体、日本という国は今から1400年も前に聖徳太子が日本初の憲法「17条の憲法」を発令した時から、第2条の「仏教」よりも、第3条の「天皇」よりも大事なこととして第1条に「和を以って貴しとなす」と掲げ、何よりも人の和こそが一番大事なのだと決められているのです。
もしかしてその第1条がずっーと日本人の魂の奥に宿っていて現代の私達にも何か影響を及ぼしているのかも。

もっと日本に誇りを!
なぜなら実は今も現存する世界最古の国家は、な、なんと日本なんですから!



 


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