ミニMiniだっちもね通信
 
 
   2008 立春号    

         ・話題の本
    ・橋本真也PART2
    ・菅名岳 寒九の水汲み
    ・エンジン01
    ・ファンドマネー



《話題の本》



清酒「久保田」の生みの親、嶋悌司著「酒を語る」が出版されました。
嶋さんという人は元々地方公務員で、新潟県醸造試験場の醸長をしたりと、近代の新潟の酒の歴史の真っ只中にいられた人です。(退職後、朝日酒造へ)
新潟の酒はなぜうまいのか?
米がいい、水がいい、自然環境がいい、色々と言われますが、
実は決定的なことがあります。
それはそこに「人」がいたからなのです。

今では信じられないかもしれませんが、ほんの40〜50年前は新潟の酒は、はっきり言って評価が高くなかったそうです。(品質も知名度も)それを変えようとしたのが、酒造りの指導者の嶋氏であり、実際酒を造った酒蔵の石本氏、樋木氏であり、それを現場で消費者に伝えていった酒小売店の早福氏であり、(特に清酒久保田に関しては早福氏がいなければ成功なんてありえなかった)各分野の力が結集され、新潟の酒がここまで上がる土台が造られました。
昔から新潟の酒が人気あったように錯覚しがちですが、違うんですね。
先人達が変えてきた特別なことだったのです。

そういう意味でこの本を読むと、さすが新潟の酒の歴史の張本人だけあって説得力があります。
過去があるから今がある。先人への感謝が大事なところです。が、
そう考えると、今、何をしているかが、未来に影響してくるんだなと思ったりして、これはヤバイなとあせってしまう今日この頃でした。            頑張らなくっちゃ!

 



《橋本真也PART2》


故橋本真也選手(プロレス)のご家族の方から嬉しいことに年賀状を
頂きました。(ビックリ!)
だっちもね通信紅葉号をSさんを通じて見て下さったようです。
息子、橋本大地君は15歳なのに身長178cmもあるそうで、将来プロレスラーを目指しているそうです。お父さんより?イケメンで、とても楽しみな存在です。





《菅名岳 寒九の水汲み》


さる1月14日に今年で17回目になる菅名岳寒九の水汲みが行われました。
休日ということもあり520名程の方が参加して下さり、当店からも20名参加して下さり大変ありがとうございました。
いつも参加して下さる方と共に毎年年齢を重ねて行けることは、酒屋として冥利につきます。

 



《エンジン01》


新潟で行われたエンジン01文化戦略会議に行ってきました。
猪瀬直樹、茂木健一郎、林真理子、田原総一郎、池坊美佳、三枝成彰などなど、約100人のそうそうたる顔ぶれ。
あの人たちと私たちは同じ24時間を過ごしているのに、いったい何が違うんだと思い行ったのですが、頭の違いはさておいて皆、自分が追求した道の超のつくスペシャリストなんですね。
あと、当たり前のことなんですが、皆成功者なんですね。成功しているからこそ、あの場にいるんですね。
それと、関係ないんですが池坊美佳さんはとても美しかった。
                                           以上

 



《ファンドマネー》

NHKスペシャル「ファンドマネーが食を操る」を見ました。
恐ろしいですねー。
世界の一部の金持ちのファンドマネー(投資)によって穀物などの価格がどんどん高騰しているそう。輸入に頼っている日本にとっては死活問題で、専門家でも今後の展開の予測がつかないそうです。
世界の投資家はあのギラギラした獲物を狙うような眼差しとしたたかさで儲かる市場を狙っています。
食に限らず、すべての分野で全世界があおりを受けています。
どうすればいいのか?
答えは輸入に頼らなければいい。
せめて食だけは政治や行政の力を借りてでも
もう一度、地場を育てて行かなくてはいけないのでは。
資源のない国日本、でも食だけはやり方によって何とかなるのでは?
皆さん米を食べよう!地元の食材食べよう!そして日本酒飲もう!
 


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