ミニMiniだっちもね通信

 
   2014 立春号    


    ・さとちん電波    
    ・酒・スリープイン好評です。
    ・しゃぐ
    ・永遠のゼロ
    ・和 食 
一汁三菜
    ・日本の食と、黄こうじ菌
    
      



《さとちん電波》

燕三条FM放送、月曜から金曜の毎朝9:00〜11:30まで放送されている「さとちん電波」のメインパーソナリティさとちんが今、大ブレイク中!
おね○キャラの「イヤ〜ン」が連日響きまくり、周囲を笑い?の渦にまきこんでおります。

昨年はなんとアシスタントの女性おきくさんとひとちんと組んだ、さとちん電波隊で「愛の漂流者」、「花魁恋歌」と2曲続けてCDデビューまでしてしまいました。
なるか紅白初出場(笑)

さとちんとは元パーソナリティの峯島百代さんを通じて一度だけ飲んだことがあり、その時判明したのが私の母校三条商業高校の一年先輩で、同時期同じ校舎に通っていたのでもうびっくり!
だからついつい陰ながらでも応援したくなってしまい、毎日店内で放送を流しております。
皆さん燕三条FMさとちん電波を聴きましょう!




 
 寝る酒は良く育つ
酒・スリープイン好評です

〃時を経て円熟味を増したお酒の味を楽しむ〃
をコンセプトに2008年から始めたサービス「酒・スリープイン」がおかげ様で好評です。

お客様がお買い上げになったお酒(おもに生原酒系)を無料で当店が冷蔵保存してお預かりするというこのサービス。
何ヶ月〜2年3年とお客さんは色々楽しんでいられます。

お酒は農作物でその年によって微妙に味も違うし(特に生原酒系は)熟成の仕方も違うので本当のところ、どう味が変化するかは誰にもわからないのです。
もの凄く良くなるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
そこの辺をお酒で遊んでくれたらありがたいです。

あと、余談ですが日本酒のラベルの製造年月日を極端に気になさる方がいられますが、あれは正確にはビン詰め年月日です。
お酒の製造は普通の小さい蔵では一年のうち冬にしか酒を造りません。
それを一年かけて売っているのです。

だからわかりやすく言えば10月日付のお酒でも1月日付のお酒でも基本的には同じお酒なのです。




《しゃぐ》

先日、子供と例の超耕21ガッターを見ていて、いつもの新潟弁のオンパレードで大笑いしてしまいました。

「ずった」(動いた)
「だれこっぺ」(乱雑、片付いてない様子)

そして、最後にでてきたのが

「しゃぐ」

うわ〜、この言葉約30年振りに聞いた〜。
すっかり忘れてたんで目茶苦茶ウケました。

使い方としては
「おめー、しゃぐろー、やろー」
みたいな、あまりいい言葉ではありませんがね。





 
                  
永遠のゼロ   
 

10年くらい前、今は亡くなられたKさんに一度戦争のことを聞いたことがある。
いつもは笑顔でバカ話を楽しんでいたKさんは、その時ばかりは眼光が鋭くなり、また時折悲しそうな顔で自分の戦場での体験を話しはじめた。

映画「永遠のゼロ」でも言ってたが、戦争から帰ってこられた方々はご自身の戦争での体験をできればそっと胸の奥に閉まっておかれたいのだと思う。
私たちが想像すらできない程の辛い過去を背負って生きているのだろう。
だから、皆さん戦争のことは、聞かれてやっと初めて話してくれるのだ。

今、映画「永遠のゼロ」が大ヒットしている。原作も大ベストセラー。

何がここまで人を引き付けているのか?
戦争という異常な状態の中で見せた飛行士宮部の生き様か。
女性にとっては宮部と松乃の愛の物語が涙なしでは語れないのかも。
今の若者は特攻や戦争に興味を持っているのかな。

いずれにしても映画を見たり、小説を読んだりすることで宮部という男を通し、戦争というものを語ってくれる爺さんの言葉を体感させてもらっているのだ。

これは大きい事だと思う。

なぜならあと10年もしたら、リアルで戦争の事を語ってくれる人々は確実に極わずかしか残っていないのだから。.
それこそ聞くなら今でしょ。




和 食 一汁三菜 》

和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。
それは寿司とか天婦羅とか特定のメニューを指すものではなく、平安時代から培ってきた
「一汁三菜」という日本独特の食事スタイルに加えて、世界から見た4つの大きな推薦理由

「新鮮な食材と料理」
「優れた栄養バランス」
「視覚的な美しさと季節の表現」
「年中行事との関わり」

が決め手となり、世界に認められました。

文化遺産というのは逆をとれば絶滅危惧種のようなもので現代の日本の食では、冷凍食品全盛、味噌汁を飲まない家庭の増加、漬け物離れ、ファーストフード、ジャンクフードの過剰摂取等々、問題が山積みです。
今回の遺産登録で少しでも多くの人が、日本本来の食の奥深さを知ってくれたらと願っております。

                               

 

日本の食と、黄こうじ菌

日本本来の食の奥深さ…。
色々とあるうちのひとつとして世界に誇れるのが日本固有の発酵文化です。

和食特有のうまみは味噌、醤油、みりん、酢、かつおぶし、そして日本酒とすべてがこうじ菌という、人間にとって利のあるカビの賜物なのです。
こうじ菌はヨーロッパなどでは存在しない、日本や中国、東南アジアに生息するカビで、中でも黄こうじ菌(学名Aオリゼー)が実は日本の食文化に深く関わってきたのです。

黄こうじ菌Aオリゼーを古くから(一説には千年前)伝統的に使ってきたのは世界で唯一日本人だけだと言われており、ある農学者はAオリゼーは本来自然界には存在しない菌で、日本人が造り出したものとも言っております。(たしかに種こうじ屋という特殊な職業が日本では平安時代から現代まで延々と続いており、世界最古のバイオビジネスとして当時からこうじ菌の培養をしていた可能性が高いです)

ちなみにお隣アジアでは同じこうじ菌でも。くものすカビや毛カビなどの混在したこうじを使い、黄こうじ菌中心の日本とは違います。
同じのはどちらも、元々酒造りからこうじ菌というものを発見し、それが食に生かされたのです。(味噌や醤油におけるこうじ菌との歴史は案外浅いのです)

食の原点は実は酒にあったのです。

                               
 


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