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  アイバ屋酒店のだっちもね通信
    2021 立夏号    

・インスタ始めました!    
木の枝、散乱の犯人は?
・謎の新聞事件
・遮光器土偶来たる!
・日本酒雑話
   
  

 


アイバ屋酒店公式インスタ始めました!
商店連合会の仲間に誘われてインスタグラムの講習会に行ってきました。
若い28才の今活躍中の新鋭デザイナーS君を講師に迎え極少人数の会でしたが、「へぇ〜」とうなる事の多いインスタのお話でした。
それは我々おっさんらの知らない世界!
でも店として少し興味を持ち始めていたのでこれはいい機会だ、いっちょやったるかと、この春からインスタを始めてみました。
毎回、商品の紹介ばかりで面白味にかけるかも知れませんが、おすすめの飲み方や、私の独断と偏見によるその酒に合う旬の肴も紹介しておりますので、皆さんよかったら遊びに来てください。




 
 

木の枝、散乱のはんにんは?


毎日、店の前を掃除しているのですが、ある時から突然来る日も来る日もなぜか道路に無数の木の枝が散乱し始めました。
桜の木の枝かなぁ、いったい何だろう?
その日も朝、掃除をしたのに昼には道は木の枝だらけに。
う〜んと唸りながら辺りを見回してみると「あっ!」
隣の家の屋根の上に木の枝をしっかり口にくわえてこっちをじっと見ている輩がいるではありませんか!
「カラスだ〜」
なるほどと真上の空を見上げると、電柱の一番高いところにカラスの巣がありました。
つがいのカラスが一生懸命に子育ての準備のため、せっせと巣作りをしていたのでした。
健気だな〜とも思いましたが、それとこれは別と東北電力さんに電話して即撤去してもらいました。

何日かして近くのコンビニ交差点の信号で止まっていると「カァ〜カァ〜」と鳴き声がしたので何だと上を見るとまたあのつがいのカラス?もしかして俺を呼んでる?(それは気のせいでしたが)
上を見上げると、お〜っまた電柱のてっぺんに巣作りをしている〜。
本当めがないな〜。
数ミリだけ可愛いと思っちゃいました。

    

 


 

                  
謎の新聞事件

じーちゃんに「今日の新聞ねーか」と言われ、部屋の机の下やソファーの下を探したけど無い。
かみさんにも確認したけどやっぱり無い。
「じーちゃん、やっぱねーわ」
そう言った何時間後か部屋に行った時に、ふっとソファーの下を見るとなんと新聞がすぐそこにあった。
お〜かみさんが置いたんかと聞くと「え〜、私もしらない」と。
子供も学校だし、家には誰もいないはず…。
いったい誰が新聞を置いたのか!
「ゾ〜ッ」とした事は言うまでもなかったのでした。


   
                          
 

遮光器土偶来たる!


東京国立博物館に所蔵されている国宝「遮光器土偶」の本物が初めて新潟県で公開ということで十日町市博物館に家族で行ってきました。
縄文時代出土品の中でも誰もが知っているスーパースター遮光器土偶。
昔は古代にやってきた宇宙人説なんかがあったりして、子供心に胸躍ったこともありましたが、あの独特のメガネはどうやらエスキモー、イヌイットが雪の日光反射対策に使っていた遮光器(今で言うサングラス、ゴーグル)が元ではないかと言われております。
しかしロマンが失われたわけではなく、とにかく今から何千年も前に作られた本物をこの目で見ることができると家族で一番ワクワクしていたのが私でした。
目を皿のようにして土偶をシゲシゲと見渡して、よくこんなデザインの造形が思いついたな〜と感動すると共にあらためて不思議に感じたのが、この遮光器土偶そっくりなものが日本全国あちこちで出土されているようで、元の青森からどうやって全国にこの造形が伝わっていったのか?
もしかして縄文時代の最大ヒット人形だったりして。
それともやっぱり日本全国にこんな形をした何かが本当にいたりして…。 ロマンです!


 

日本酒雑話
世の中、目まぐるしく変わるし、商売の世界も昔の考え方が通用しなくなってきているのかもしれませんが、先日SNS上(フェイスブック)で考えさせられる投稿がありました。
それは日本酒のファンが集まったサイトで、参加者が全国各地の日本酒の情報を善意でそれぞれ持ち寄り紹介していくという、酒屋目線の売り手側からの情報でなく飲み手である消費者目線からの投稿で成り立っているサイトで、より公平な立場からの純粋に日本酒が好きだという皆さんの集まった人気サイトです。

で、その中の考えさせられる投稿というのが、とあるスーパーで日本酒が古くなったのか、他の日用品と一緒に無造作にカゴに投げられ特売されていたという投稿なんです。
その日本酒は誰もが知っている新潟県のスーパー有名銘柄…。
そんな日本酒ファンからも大人気のお酒があられもない姿でその辺に横たわっていたら皆さんどう思われます?
(ここで私達酒屋が期待する言葉は、だっちもね通信をいつも読んで下さっている皆さんだったらお察しして下さると思われますが)
実は世の中はそんなに甘くはなかったのです。
そのサイトの日本酒ファンの皆さんの反応は…
なんと超絶いいねの雨あられなのです。
安く日本酒が買えていいね! ラッキー! お得な買い物!
中には日付が6ケ月以内だったら大丈夫ですよ!なんて正しいんだか正しくないんだか全く根拠のない言葉もあったりして。
ちょっとびっくりした出来事でした。

もちろん今のご時世、少しでも安く買い物がしたいという気持ちはとても理解できますし、日本酒も単なる商品と言われてしまえばそれまでなのですが。
それはわかった上で自分達が日本酒というものに取り組むに当たって消費者の方々と接してきて感じてきたのが、有難いことに買い手であるお客さんが酒、酒蔵のことを応援して下さったり、酒蔵のことを親身になって考えて下さったり、みんなで日本の文化である酒を盛り上げていこうという空気の中で商いをさせて頂いてきたので、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました。

若い日本酒ファンの方々の多様性は素晴らしいですが、そんな世界もあると頭の片隅に入れてくれれば…。
あと一つ!スーパーさん!ちょっとだけ言わせてもらえば酒の品質管理は…ちゃんとしてね!



 
 


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