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  アイバ屋酒店のだっちもね通信
    2022 立冬号    

栃倉酒造の新たな挑戦 君の名はジュリー    
お恥ずかしい話
・プレデターの気持ちが少しわかった!
・燃える闘魂アントニオ猪木
・ルーツを久しぶりに見た   
  

 
 

         アイバ屋酒店
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栃倉酒造の新たな挑戦 君の名はジュリー
米百俵や六郎次でお馴染みの長岡市・栃倉酒造四男の恒哲さんが社長になってはや一年、新たな挑戦を始めました。
それは発泡性のスパークリング日本酒。
瓶内で二次発酵させる本格的な造りで更に麹に焼酎でよく使う白麹菌を使うことでクエン酸を増やして比較的料理に合う発泡性日本酒ができあがりました。
本当はシャンパンのようにコルク式にすればいいのだけれど、そうすると機械だけで数百万の投資になり、それはさすがに無理があるので王冠の栓抜き方式になっております。
お酒の名前は「ジュリー」。
赤い被り物は雪ん子藁頭巾をイメージしたそうです。
どうぞ「ジュリー」を今後とも可愛がってやって下さい。


 
 

お恥ずかしい話


一日にすることって仕事や家事を含めて大体決まっているものですが、すっかりノーマークだったことがありました。
それは雑草です!(お恥ずかしい)
夏のある日、ふと気付くとうちの周りの雑草が元気もりもり育ちすぎるくらい育ちすぎて裏の草はニョキニョキ1m以上ののっぽさんになり、横はやばい生態のツル科の植物らに占拠され、おまけにそのツル科のあいつらはスズメバチが集いやすい花粉を常備しているようで案の定、そこはスズメバチの楽園となっていました。
だから草刈りもわざわざスズメバチの寝静まる夜にやり、回りから見れば夜中に刈込バサミ持って変なことしてる危ないおじさんに見えたかもしれません。
しかし何でこうなったかというと話は実は単純。
今年冬に亡くなった父が毎年ちゃんと雑草やら草木の管理をしていたんですね。
うすうすわかってはいたものの興味を持つ事もなく、もっと言えば感謝の気持ちが足りてなかったんですね〜。
これからは改心することに!でも後で気付くことがまだまだあるんでしょうな〜。

 


                  
プレデターの気持ちが少しわかった!

インスタで日本酒に合う旬の肴という投稿を毎週していることもあって、魚を捌くことも多くなってきましたが(まだ初心者です)初夏の頃、初めて捌いたコウイカとの格闘が忘れられません。
大体、イカというもの自体が魚と違って我々と体の構造が違いすぎて、昔は火星人のモデルになったのもわかるくらいほぼエイリアンです。
ホタルイカくらい小さければ目とかクチバシを取るのは何のことはないのですが、でかいともうグロテスクすぎておまけに墨袋だけは破っちゃいけないと慎重にならないとだしもう格闘でした。
そこで勝ち取った?コウイカの立派な甲、いわゆる骨ですが、まさに「とったどー」という感じで勝利の記念として今でも大事のいとってあります。
映画でプレデターが倒した人間の骨を誇らしく飾るのがほんのちょっぴりわかったような気がしました。
敬意をも含めた戦利品なんですね。
肝心の味ですが素人でも捌いたばかりのイカの刺身はまったりして美味しすぎました。


                          

燃える闘魂アントニオ猪木
先回に続いてまたプロレスネタで恐縮しますが、あのアントニオ猪木が亡くなったなんて今でも信じられないです。
10月1日にその訃報を聞きネットで確認したら多くの弟子、関係者やファンの人達の猪木に対する感謝や賞讃のコメントを読んでいるうちに自然と涙が溢れてきました。
どれだけアントニオ猪木の生き様が人々を元気づけてくれたか、夢を与えてくれたか。
正真正銘のスーパースターですよ。国民栄誉賞ものですよ。アントニオ猪木は。
天国でも猪木ボンバェ!







ルーツを久しぶりに見た
クンタ・キンテ。
50代後半以上の方だったら「懐かしい〜」とか「なんか聞いたことある」と憶えている人も多いはず。
そう1970年代全米で視聴率40%をとった大ヒットドラマ「ルーツ」の主人公の名がクンタキンテなのです。
日本でも1977年に放送されて視聴率20%台の大ブームとなりました。
当時私も中学一年の頃に見た「ルーツ」があまりに衝撃的で記憶に強烈に残り、逆にあれからずっと接することさえなかったのですが、あれ以来に久々にルーツを見たら今見てもやっぱり強烈で凄かったのでした。

今の若い人は多分全く知らないドラマだと思うので少し解説すると、ルーツとはアフリカ系アメリカ人の作家アレックスヘイリー氏が書いた小説のことで、いつも祖母から聞かされていたご先祖様の苦難につぐ苦難の話を事実とフィクションを交えて小説にした物語なのです。
ご先祖様の苦難とは…。そうです。黒人の奴隷制度です。

1767年、アフリカの大地で自由に暮らしていた聖者の孫クンタキンテが白人に捕まり、奴隷としてアメリカに連れて行かれて、ここから何代にも渡る壮絶な苦悩が始まるのですが、奴隷として非人道的なんてもんじゃないほどの仕打ちを受け(脱走させないために足首を切断されたりとか)ひどいにも程があるのですが、クンタキンテはそんな環境の中でも希望を捨てず誇り高く生きてアフリカ人としてのアイデンティティを忘れずに人生を歩んで行くのでした。
物語はそこからクンタキンテの娘のキジ―の話となり、そしてその息子のチキンジョージ、そしてまた息子のトムハービーと続き(そのトムハービーの娘が原作者アレックスヘイリーのおばあちゃん)クンタキンテから数えて百年、南北戦争を経て奴隷制度が廃止され、それでも白人の変わらない扱いからも自ら逃れ独立して自由をつかんだという何代にも渡る壮大な物語なのでした。
毎回必ず世代ごとの子供たちに誇り高きクンタキンテの勇敢さを伝える場面があってとても印象的なのですが、それが「ルーツ」の原点そのものなんでしょうね。

奴隷制度は無くなりましたが、人種差別はまだま世界的には行われており、戦争や争いも含めて「なんだかなぁ人類って」と思う今日この頃です。
本当はほんの一握りの人達の行動だけなんでしょうけどね。


 
 


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